萩焼窯元泉流山オンラインショップ > 泉流山のご紹介 | ||
泉流山の創窯は文政9年(1826年)、ちょうど幕末の志士たちが活躍する少し前の時代です。 黎明期には主に磁器(小畑焼と呼ばれ、衰亡のため現存しない)の生産をしていましたが、のちに陶器(萩焼)の生産に転換し、その後時代の変化とともにさまざまな変遷を経て現在に至ります。 萩焼の良さは人の手による温かみ、窯(炎)の偶然性、そしてそれによる深い味わいにあります。 創窯以来そうした技術と精神を大切に、昔ながらの伝統的な手法で今も造り続けています。 |
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昔ながらに足蹴り轆轤を使用しています。(一部の大型作品では電動轆轤を使用)
機械に頼らず人の力で回し、職人の息づかい・タイミングを粘土に反映させることにより、人の手による味わいや温かみが刻まれます。 一般では電動ろくろでの成形が大多数で、足蹴り轆轤は他ではほとんど見ることができません。
泉流山では登り窯を使いしっかりと焼きあげています。
コントロールが難しく焼成の際に欠品も多いのですが、その反面、上質なやきものを生み出します。 また「窯変」(ようへん)と呼ばれる薄ピンクの色合いは、登り窯特有の偶然性でしか出せません。
粘土や釉薬も素材業者に頼らずすべて自社で精製し使用しています。
窯との相性や焼成の温度・時間など、様々な条件によって決まる色合い・質感など、 泉流山は萩焼伝統のレシピに加え、長年培ってきた経験による独自の工夫を重ねて調合しています。 |
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